PMってなんぞこれ
長年IT業界で働き、数多のプロジェクトに参加していると
プロジェクトマネージャーという役回りにつくことが出てきます。
ある日、(ITなんて知りもしない)上席から呼び出されて、
「この予算で、この期間で、この発注のプログラムを作れ!
お前が責任者だ」と。要は、コンピュータに詳しくて役職が
一番上の者に回ってくる感じでした
今でこそPMBOK、ITSS、PRINCE2と認定資格があり、セミナーが
行われ勉強する方法もありますが、OJTしかなかった当時は
BToCしか知らない人がBToBを担当することになり頓挫するケースも
見受けられました。
プロジェクトマネージャーとして、動いていくためには
①どんなプロジェクトなのか
プロジェクトに対する基本的な知識(業務知識)と考え方(ペルソナ)を押さえます。
②コミュニケーション
対顧客、対メンバーと適切なパートナーシップを気づく。
提案やQCD(Quality、Cost、Delivery)の調整を行います。
プロジェクトの全期間で必要です。
③調整力
各フェーズにおいてのアサイン、前後のつながりを考え随時調整を行う。
タスクを洗い出し、メンバーのアサインを行う。
プロジェクトの全体像をメンバー間で共有する。
進捗の管理
④計画力
スタートとゴールだけではなく、チェックポイントを作り目標や進め方を決めていく
⑤見積
必要な費用とスケジュールを決める。
⑥交渉力
契約や成果物では不利な条件を避け、見積を超えたら追加が可能に
⑦要件定義
発注サイドの要求はすべてが要件ではない!
ビジネス要件とシステム要件、追加要件のハンドリング
⑧デザイン
見た目とオペレータの使いやすさは違う。評価はオペレータが行っている。
⑨設計
ツールの選定、開発時の取り決めを行う
専門的知見を有するメンバーへ説明するためにレビューを行う。
⑩テスト
リスクを抑えるための報告書作成
⑪リリース・保守改善
次につなげる絆
とプロジェクトの進捗に対応させて考えていきます。
プロジェクトマネージャーは
1人がすべての領域が得意である必要はなく、
各部門のエキスパートと連携することでプロジェクトは成功に導けます。
全体を見渡し各セクションで何をやらなければいけないかを把握することが
大事です。