僕のヒーロー

小さい頃の僕のヒーローは、鉄腕アトムでした。

他のヒーローとは違って、子供だったのにひかれたのかもしれません。

テレビに釘付けだったりとか、おもちゃをねだったり

お友達とアトムごっこという

レベルではすまなかったそうでした。

 

鉄腕アトムの絵が描いてあると、

その前に立つと

アトムが空を飛ぶときのポーズをとりながら

主題歌を歌っていたそうです。

ワンフレーズではなくて、フルコーラス

 

 

その記憶がなくてよかった…。

遠足

僕が通っていたのは、幼稚園。
3年保育ってやつでした。
黄色いバッチのひよこ組(3歳児)です。

両親は写真をアルバムにたくさん整理していてくれたので
その日の様子もしっかりと、残っています。


お昼時?
ちょこんと芝生に座った僕は、大事そうにリュックを胸に抱えています。
けど、にっこり笑っているのではなくて
眉毛を八の字にして、上目遣いでゆで卵を食べています。

 

リュックにはママお手製のお弁当が入っていましたが
リュックはちょうちょ結びがしてありました。

ちょうちょ結びには初対面だった僕は
隙間から手を入れてゆで卵を食べていたのです。

次の遠足からは、リュックからはちょうちょ結びはなくなって
ゴムがついていました。

お寿司屋さん

さいころ味噌ラーメンが大好きでした。


ある日、お寿司屋さんに連れて行ってもらいました。
当時なので勿論「廻らない寿司屋」です。


 

最初はエビイカタコ玉子って感じで
おこちゃま向けのお寿司を出されるままに食べていました。


大将が、僕が小学校の入学式だったと聞いたからなのでしょうか
よし!ごちそうするから何でも好きなもの言ってごらん。」
と言ってくれました。

もじもじしつつも僕は大きな声で


味噌ラーメン」と答えました。


そんな子でした。